先日、テント泊の練習で赤岳鉱泉に行ってきました。今までのテント泊は高低差がほぼない場所だったので、テントを背負って700mも登るのははじめて! テント場の様子と合わせて、そのときの山行を紹介します。
茅野からバスで移動!美濃戸口からスタート
この日はあずさ1号で9時7分に茅野駅に到着。そこから9時20分発の美濃戸口のバスに乗り、10時に登山口に到着しました。バスの乗車券はネットで購入できるので、前日に買っておくと焦らなくていいのでおすすめです。
美濃戸口には八ヶ岳山荘があり、こちらのトイレは100円で利用可能。テーブルやベンチもあるので、しっかり身支度してから出発ができます。
はじめはこのような平坦な道が続きます。少しずつ登りになりますが、そこまできつい印象はなく、テントを背負っていても歩きやすいです。1時間ほどで赤岳山荘に到着。こちらで飲み物など買うことができます。
しかし1時間歩いて、ここが登山口だったとは!赤岳山荘までは山道ですが車でも来ることができ、歩いているときにもたくさんの車に追い抜かれました。
赤岳山荘から少し歩くと美濃戸山荘に到着。湧き水が出ていて、無料でボトルに補充することができました。そしてキンキンに冷えていて気持ちいい!
美濃戸山荘で道が北沢と南沢に分かれます。今回は赤岳鉱泉に行くため北沢へ。行者小屋に行きたい場合は南沢になります。
ここからは今までよりも登りが少し辛くなります。基本的にはなだらかで急登はありませんが、テントを背負っているとジワジワくる感じです。道自体はずっと歩きやすいです。
40分ほどで堰堤広場に着きました。赤岳鉱泉の車が停まっていたのですが、カッコよくて思わず撮影してしまいました。
登りが少しきつくなる後半戦!
堰堤広場からすぐの場所に橋があり、ここからは上りが少しきつくなってきます。赤岳鉱泉までの標高差は約300mほど。もうひと踏ん張りです!
ここからのルートは基本的にずっと川沿い。川の音に癒されるし、標高も2,000m付近なので、涼しく歩くことができます。川の土は赤茶色です。
途中このような橋も多いですが、きつく感じるような急登はありませんでした。
苔もきれいです。地図を見る度に「あと少し…」と思うものの、なかなか着かない…。堰堤広場から1時間5分でようやく到着です。
赤岳鉱泉に到着!
ついに赤岳鉱泉に到着!先に受付をして、テント泊の料金を支払います。一人一泊2,000円でした。
テント場はこのような感じ。こちらは2022年の写真で、現在は溝の内側の部分は設営禁止になっていました。このときは建物の近くに設営したのですが、少し斜めっていて寝るのが大変でした。
トイレは建物の横にあり、簡易水栓トイレ。キレイでとても使いやすかったです。水場もあるので、水の補給にも困りませんでした。
13時半には到着したので、設営後はやることもなくのんびりするだけ!赤岳鉱泉は外に売店があり、ソフトドリンクやお酒、食事を購入することができます。
お酒も豊富でワインや日本酒もあるのが嬉しいですね。
そしてカレーメニューがとても豊富!辛いのが苦手なので、ビーフカレーとインドカレーを注文しました。
上がインドカレーですが、辛いながらも美味しく食べやすい印象。多少、辛さが苦手でもいけるタイプでした。下のビーフカレーはマイルドな味で、こちらは子供でも食べやすそうです。
もちろん乾杯もしました!現在は生ビールはないようで、缶で購入。お願いすると冷えたコップを貸してくれます。移し替えるだけで雰囲気が出ますね。
この日はそのままダラダラ飲み、夕飯を自炊して8時くらいには就寝。次の日の赤岳山行に備えました。訪れたのは6月後半だったためかなり寒さに怯えて、大量のホカロンを持参。しかし結果的には寝袋に入らなくてもいいほど、このときは暑かったです。
赤岳山荘ではテント泊でも料金を払えば、お風呂や夕食の利用が可能。小屋ご飯では運が良ければ、ステーキが食べられることもあります(写真は前回の山小屋泊のもの)。
今回、標高差のある場所で始めてテントを背負って挑みましたが、美濃戸口から赤岳鉱泉までの道は初心者にも歩きやすくとても良かったです。行く前は標高差700mにびびっていましたが、力のない私でも意外とあっという間。帰りは2時間半かからずに行けました。
テント泊デビューをしたい人にはおすすめです!