北アルプスの女王に会いに!1泊2日で燕岳へ!

登山レビュー
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北アルプス入門の山としても人気の標高2,763mの燕岳。稜線からは絶景を見ることができ、山頂近くの「燕山荘」の週末の予約は、予約日に埋まってしまうほど人気です。

ずっと狙っていた燕岳!今年は宿の予約開始日に7月末の週末を予約!念願の燕岳登山に行ってきました!

ルートとコースタイム

今回のルートはこんな感じで、中房温泉からのピストンです。

コースタイムは以下の通りです。

1日目

11:00 中房温泉出発→11:30 第1ベンチ→12:00 第2ベンチ→12:30 第3ベンチ→13:00 富士見ベンチ→13:30 合戦小屋(20分ほどスイカ休憩)→14:30 燕山荘着

2日目

6:00 燕山荘出発→6:15 燕岳登頂→7:00 燕山荘に戻る(休憩)→8:45 燕山荘出発→9:30 合戦小屋→10:00 富士見ベンチ→10:30 第3ベンチ→11:00 第2ベンチ→11:10 第1ベンチ→11:30 中房温泉に下山

朝に都内から移動を開始したので、穂高駅についたのが10時過ぎでした。白馬行きの特急あずさがあり、そのおかげで移動がスムーズ!松本駅で目の前に止まっている3両編成のあずさに乗り換えると、その先の駅に行くことができました。

穂高駅にはちょうどいいバスのない時間だったので、タクシーを事前予約。痛い出費でしたが片道8,000円、40分ほどでした。

11:00 中房温泉から登山開始!

タクシーを降りると登山口は目の前です。周辺にはキレイなトイレがあり、日帰り温泉の売店で飲み物を買うこともできました。

11時って登山を開始するには遅すぎるのですが、始発で出発してもこの時間なので仕方ないですね。通常なら4時間くらいで登れそうですが、15時から雷予報が出ていたので急いで出発です。

まず目指すは第1ベンチですが、最初からなかなかの登り!体も慣れていなので、ゆっくーり進みます。急がなければそこまで難所と感じる場所はないですが、そろそろ休憩したいと思ったときに現れるのが第1ベンチです。

YouTubeでカホちゃんも言っていましたが、この山は休憩したいと思うポイントにベンチがあり、本当に登りやすいと思いました。この調子で次は第2ベンチへ!

ベンチも多く広いので、基本的には座って休憩することができました。

燕岳は北アルプス3大急登と呼ばれていますが、比較的第3ベンチまではある程度のスピードで行くことができました。第3ベンチではせっかくストックを出したのに、しばらく平坦な道も。意外と余裕…と調子に乗っていると…。

第3ベンチ〜富士見ベンチはめちゃくちゃ辛かったです。余裕なさすぎて写真もなし…この区間はとにかく上りがきつく、ちょっと心が折れそうになりました。

合戦小屋のスイカで休憩

富士見ベンチから合戦小屋までは、第3ベンチ〜富士見ベンチほどの上りではなく、ちょっと気力が復活します。そして看板が「あとちょっと!」と励ましてくれるのも嬉しいですね。合戦小屋までのルートは展望も少なく、ずっと森の中を歩く感じでした。

合戦小屋に到着!ここでようやくまとまった休憩です。ここまでのタイムは2時間半。なかなかがんばりました。

ここでのお楽しみはやっぱりこれ!

13時過ぎでしたがこの日はまだ残っていました。合戦小屋では麺類の昼食やアルコール、飲料水もあったので、足りなかったらここでも買い足せそうです。

合戦小屋を出発したらまず目指すは合戦沢の頭なのですが、出発して5分ほどで遠くに雷の音が。7月は午後になると雷雨の可能性がやはり高いですね。

合戦沢の頭までは15分ほどでここからは燕山荘が見えるのですが、

すでに雲がかかりはじめている…雷の音も遠くに聞こえたので急ぎます。しかし急げと言われてもなかなかの上りで、ストックに頭を置いて休憩してしまうほどでした。

合戦小屋から燕山荘まで約40分、ついに到着です!

写真は翌日のもの

この日はすでにガスガスで山頂登頂は翌日にすることに。そのためチェックインです。私たちは新館というこの建物から2、3分歩いたところにある建物でした。

2人でしたがこのように仕切られていて快適…枕元の上の棚に荷物を置けたのもめちゃくちゃ便利でした。

どう割り振られているのかわかりませんが、新館の私の泊まった一階フロアはおそらく60人以上は泊まれそうでした。洗面台やトイレは奥にありましたが、水洗でめちゃくちゃキレイ…本当にありがたいです。

この日はもうやることもないので本館に戻り、喫茶サンルームでお酒やモツ煮を購入!ここの売店は酒飲みにはありがたいラインナップで生ビール(中1,200円)、レモンサワー、ハイボール、日本酒、ワインと充実!

食べ物もモツ煮の他にもソーセージやレーズンチーズ、ナッツなどありました。この後は夕飯を食べて、8時半には就寝しました。

夕飯のときにはオーナーが燕岳についてスライドで色々教えてくれて、勉強になりました。

宿のまわりにはたくさんのコマクサ。

運良く雷鳥も見れました。コマクサや雷鳥がいる環境にするため、様々な努力をされていてすごいなと思いました。

いよいよ燕岳山頂へ!

翌朝は晴天で4時半頃に起きると、雲海からの朝日を見ることができました。初めて見る景色に感動です。

絶景が期待できそうなので、朝食を食べたらさっそく山頂へ!

真ん中に見えるのが燕岳です。15分ほど、標高差も60mほどだったのであっという間でした!

途中には有名なイルカ岩。

山頂は狭い上に混んでいて撮影がなかなか大変ですが、絶景です!

遠くには槍ヶ岳!

八ヶ岳や富士山方面。まだ雲海が見えます。いつまでいても飽きない風景ですが宿に戻り、少し大天井方面はお散歩。

すごい稜線!次回は表銀座縦走してみたいですね。

悪天候の槍ヶ岳では叶わなかった、槍を見ながら一杯(※注意 まだ朝8時)。

八ヶ岳を見ながら一杯。惜しいですが帰りのバスやあずさもあるので、そろそろ下山です。

下山中、振り返ると青空に燕山荘。

行きは見えなかった槍ヶ岳も。下山は少し渋滞に巻き込まれて、3時間弱で着きました。

登山口にある日帰り温泉に寄りましたが、思ったよりも混雑しておらず(私が入ったときはお風呂場には3人)快適でした。

都内から週末に行ける北アルプス

北アルプスは遠いところも多いですが燕山荘が予約できれば、朝に都内を出ても十分楽しめると実感しました。帰りも夕方前には自宅に着けるのもいいですね。

景色も最高、宿もキレイで居心地が最高!次回は道中でもう少し撮影ができるように頑張ろうと思います。

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