年始に初詣を兼ねて、伊勢神宮に参拝してきました。その時に伊勢神宮の鬼門を守る寺とも言われている、朝熊岳金剛證寺のある朝熊山に登ってきました。
標高も555mのため、冬でも登りやすく快適な登山に⛰️そのときの山行をレポートします。
今回のルートと所要時間
伊勢神宮へのお参りとセットであれば、朝熊山へはレンタカーを借りずに電車で行くことができます。山頂付近でかなりのんびりしても、往復で5時間弱。難所もほとんどない、登りやすい登山道でした。
山標があるのは朝熊ヶ岳でこちらが山頂っぽいですが、朝熊山と言われているのはその先。駐車場や売店があり、こちらは車で来れるようです。
9:20 朝熊駅着→9:30 朝熊岳登山口→10:40 朝熊峠→10:50 朝熊ヶ岳→11:15 金剛證寺→11:50 朝熊山山頂売店→12:20 朝熊ヶ岳(お昼休憩)→13:55 朝熊岳登山口→14:10 朝熊駅
朝熊駅から登山口へ出発
スタートは朝熊駅です。近鉄線で伊勢市駅から朝熊駅まで、8分ほどで到着。本数は多くありませんが、電車ですぐに行けるので楽ちんです。朝熊駅は無人駅で周辺にはお店などがないので、買い出しは伊勢市駅でしていくのがおすすめ!
駅から登山口までは舗装路を10分ほど歩きます。途中に看板なども多いので、迷うことはなさそうです。
登山口にはお地蔵さん。すぐ側に駐車場やトイレもあったので、ここで準備をするのが良さそうです。車で来る人はここに停めていました。
登山のスタート地点には看板!標高や距離などが書いてあります。
それではスタート!
いよいよ登山スタート!
朝熊ヶ岳までの登山道は、ずっとこのような道。歩きにくいところはありませんが、景色が変わらないので、ちょっと飽きるなーという感じです。
40分ほど歩くと、ケーブルカー跡に出ます。吉田類さんの「日本百低山」でも紹介していた、気になっていた場所。このような大正14年にできて山の中にケーブルカーが走っていたのに、第二次世界大戦の影響で昭和19年にはなくなってしまったそうです。なんてもったいない!
階段っぽい部分やケーブルが当時の名残なのかな?と思いながら、見ていました。9分間で高低差418mを走っていたそうです。
反対側を見ると木々の間から、ちょうど景色が見えました。海が近いですねー。
ケーブルカー跡を過ぎると、また同じような道です。光の入り方がキレイで、伊勢神宮だけに神様のご加護かも…と思い撮影。
途中に富士山が見えるというスポットも。この日は富士山までは見えませんでしたが、島々が浮かぶ景色が美しかったです。
登山口から1時間ほどで朝熊峠に到着!ここで一気に視界が開けます。ベンチもあるので座ってのんびり景色を眺めたり、休憩するのにも良さそうです。
朝熊山の山頂に到着!
朝熊峠から山道を10分ほど歩くと、 朝熊ヶ岳に到着!この区間は道がいくつかあり、ちょっと迷ったので要注意です。ここには鳥居や山標があります。
山頂は芝生などもあり、かなり広い場所になっています。ピストンの行程だったので、帰りにここでお昼を食べました。
うっすーらですが富士山も。もう少し天気が良ければ、もっと見えるかもしれません。
朝熊ヶ岳には南峰もあり立ち寄りましたが、山標を見つけるのも苦労するくらい、特になにもない場所でした。なので、昼ごはんを食べるならば、先ほどの場所がおすすめ。金剛證寺に向かう途中には、朝熊山経塚群と呼ばれる場所もありました。
朝熊岳金剛證寺に参拝
朝熊ヶ岳から歩いて15分ほどで、金剛證寺に到着です。鳥居の上の部分がない?珍しい鳥居でした。こちらは伊勢神宮の鬼門を守る寺のようで、伊勢神宮の奥之院とも言われているそうです。
江戸時代の参拝方法では夫婦岩・二見興玉神社→伊勢神宮外宮→伊勢神宮内宮→金剛證寺の順にお参りをしていたそう。今回は夫婦岩・二見興玉神社には立ち寄れず、残念でした。
背の高さを余裕で上回る卒塔婆の高さにびっくり!回廊のようにずっと続いていました。
本当はここでピストンして帰ろうと思ったのですが、朝熊山の山頂と、面白いポストが近くにあるらしいと聞いて行ってきました。奥之院から舗装路を歩いて10分ほどでした。
こちらの売店ではホウキの貸し出しをしていて、魔女宅風?の写真を撮影できたり、遠近法を利用して面白い写真を撮れたりしました。売店には食堂やトレイ、お土産屋さんもあって便利です。
実はここから伊勢市駅行きのバスが出ているので、それに乗って帰ろうとしたのですが…。平日は衝撃の本数の少なさで、諦めてピストンで下山しました。休日は13時台などちょうどいい時間のバスもあったと思います。電車の本数も少なくホームで30分ほど待ったので、きちんと調べて合わせて下山するのが良さそうです。